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ISO感度を考えた室内撮影

2012年01月23日

ISO感度を『AUTO』のままで撮影をしている方が多いです。
ISO感度って何?
と考えている方も多いはずです。

ISO感度とは、撮像素子の感度を高く設定できる機能で、光が弱い場所でも、シャッタースピードを保ちながら撮影ができる機能です。
ただ、光が弱い場所で感光度を上げるために、その反動でノイズが入り易くなります。

ISO感度3200の写真とISO感度100の写真を同じ構図でご覧いただくと分かるかと思います。
ただ、パソコン上で見てもそんなにハッキリと違いがわかるかというとややノイズが入っていると感じる程度であると思います。

光をより多く撮影するためにISO感度を調節するのですが、建築写真の場合は、ISO感度100で撮影をしています。
ノイズは大敵なのです。
パソコン上で資料として見るだけであれば、そこまでシビアに考えなくても良いかと思いますが、A1パネルや建築シート、ポスターに利用をする場合には、このISO感度の差が生まれてきます。
なので、ふつうのカメラマンは三脚を使い、ISO感度100で撮影をしているはずです。

コンパクトデジカメでもISO感度の設定はありますので、ちょっと意識して撮影をしてみると、ちょっとうまく写真が撮影できるはずです。
ただ、夜の室内ではISO感度1600、3200ぐらいにしないと、手ぶれを回避した写真撮影は難しいと思います。
ノイズと手ぶれなら、手ぶれの方が大敵です。

手ぶれの写真は使えません。思い出にも残りません。
室内撮影は、手ぶれを回避したISO感度を高くした撮影を心がけましょう。