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住宅の良さを知ってもらう方法

2011年12月29日

どうしたら家の魅力を知ってもらえるか?
男はずっと考え始めた。

家の依頼が途絶えたときには、生活のために他の工務店の手伝いをした。
家づくりをしている他の工務店の担当者を見て、歯がゆい想いをしたことは1度や2度のことではなかった。

この間取りでは、お年寄りの生活にはうまく使えない。
ここにキッチンを・・・
そんなことを考えながら男は家を見ていた。

「すばらしい家をありがとうね」
「あんたのリフォームでおばあちゃんも助かっているよ」
いろいろな言葉を聞いた。

それは地元の声であった。
もっと家を建てたい。
もっと自分の家を知って欲しい。
そんなこと考えて、過ぎていく時間。

と、正月を迎えたときに、地元の同級生が集まった。
正月にしか会えない人間が多く、田舎には残らずに都会へ出て働き、そのまま結婚して暮らしている人間が多かった。
正月に集まったときにも。男はどうすれば・・・と仕事のことを考えていた。